2020/03/16 「住宅マーケットインデックス2019年下期」の調査結果を公表

1、マンション賃料
都心5区

・新築及び中古の大型タイプは前期の最高水準と比べてほぼ横ばいで、高止まり傾向にある。
・新築及び中古の標準タイプは5期連続上昇して最高値となった。
・新築の小型タイプは2008年上期に次いで2番目に高い水準となった。
②東京23区
・新築及び中古の全てのタイプは、2015年以降概ね緩やかな上昇傾向が続いている。
・新築と中古の大型タイプはともに前期の最高値を更新した。

2、マンション価格
①都心5区

・新築の大型と標準タイプは、前期比・前年同期比ともに下落した。これは、中央区の選手村跡地の大量供給が主たる要因である。今期、都心5区における同プロジェクトの占める割合は、大型タイプで71%、標準タイプで25%であり、同プロジェクトを除いたマンション価格は大型・標準タイプともに前期と同水準であった。
・新築の小型タイプは前期の最高値を更新した。
・中古の全てのタイプも前期の最高値を更新した。
②東京23区
・新築の大型タイプの価格が低下したが、これは前記の都心5区と同様、選手村跡地の大量供給が主な要因である。東京23区の大型タイプにおける同プロジェクトの割合は54%で、全体の平均価格に影響した。
・新築の標準タイプは前期比と前年同期比で低下したものの、調査以来3番目に高い水準である。
・新築の小型タイプは最高値となった。
・中古の大型と小型タイプは前期の最高値に次いで2番目に高い水準となった。
・中古の標準タイプは2014年下期から11期連続で最高値を更新した。

 住宅マーケットインデックスは、アットホーム(株)、(株)ケン・コーポレーションの提供による東京23区のマンションデータを元に、当研究所が集計。

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