2020/09/15 「住宅マーケットインデックス2020年上期」の調査結果を公表

1、マンション賃料
都心5区

・新築及び中古の大型タイプは弱含みで推移しており、高止まり傾向にある。
・新築及び中古の標準タイプは6期連続、中古の小型タイプは7期連続上昇してともに調査開始以来の最高値を更新した。
・新築の小型タイプも最高値となった。
②東京23区
・新築及び中古の大型タイプは前期の最高値から低下に転じた。
・新築及び中古の標準と小型タイプは緩やかな上昇傾向が続いている。

2、マンション価格
①都心5区

・新築の大型タイプは前期より大幅に上昇した。その理由として、前期では中央区の選手村跡地の大量供給により価格低下していたことに加え、今期は全体の成約件数が減少している中、200万円/㎡以上の高額物件の占める割合が5割超となるなど、平均単価が押し上げられ、前期と今期の価格差が大きくなったためである。
・新築の標準タイプも同様の理由で前期より上昇した。
・新築の小型タイプは前期の最高値よりやや低下したものの、依然として高い水準を維持している。
・中古の大型と標準タイプはともに前期の最高値を更新し、小型タイプは前期の最高値と比べてやや低下した。
②東京23区
・新築の大型と標準タイプの価格が上昇した理由は都心5区と同様である。なお、大型タイプの高額物件は約4割を占めており、価格差が都心5区より小さくなった。
・新築の標準タイプも同様の理由で前期より上昇した。
・新築の小型タイプは前期の最高値水準を維持している。
・中古の大型タイプは大幅に上昇して最高値となった。
・中古の小型タイプは前期比で微増しており、標準タイプは12期連続で最高値を更新した。

 住宅マーケットインデックスは、アットホーム(株)、(株)ケン・コーポレーションの提供による東京23区のマンションデータを基に、当研究所が集計分析。

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