環境・社会への配慮に着目した不動産価値の追究
昨今、我が国でもSDGｓやESGに配慮した取り組みが主流になりつつある中、不動産の分野においてもそれらの考え方を尊重することが重要となっています。特に不動産の開発・運用・投資等においては、それを取り巻くステークホルダーからの社会的要請やテナントニーズの多様化などにより、今後より一層、不動産を通じた環境・社会へ配慮した取り組みが必要不可欠なものになっています。
このような背景のもと、私たち日本不動産研究所（JREI）は、環境・社会に配慮した不動産（「Green Building」）のあり方を研究するとともに、その普及促進を支援するため、2011年より日本政策投資銀行（DBJ）と業務協力協定を締結し、2014年に「DBJ Green Building認証」の共同認証体制を構築しました。
以降、環境・社会に配慮した不動産に関する調査分析、認証制度の普及促進に向けた情報発信等を通じて、
単に不動産の「経済性」や「収益性」にとどまらず、「環境・社会への配慮」に着目した不動産価値を追究し、
持続可能な社会経済の実現に向けて取り組んでいます。
DBJ Green Building認証の特徴
現在、不動産分野におけるサスティナビリティ関連の認証制度は、DBJ Green Building認証のほか、CASBEE、LEED、BREEAM、BELS、GRESBなどがあり、それぞれ認証対象やその範囲、審査項目等が異なりますが、DBJ Green Building認証は「総合的かつシンプルな評価ツール」として特殊なコンサルティングが不要という特徴があります。
また評価軸にESGの要素を取り入れているため、ESG投資と親和性が高く、認証取得により投資家・金融機関・テナント等に向けてその実績の見える化や、IR・CSR活動などに有用な情報性を具備しています。
本認証取得にかかる一般的な流れ、経済性分析等の公表資料、最新の認証一覧、自己査定システム等は、DBJ Green Building認証専用サイトからご確認ください。
