Think ESG/SDGs Reference

今回は、ウイリアム・ノードハウス教授の気候変動の経済学における功績を中心に温暖化ガスについて考えてみよう.


2018年のノーベル経済学賞は、気候変動を経済学に取り入れて炭素税を提唱してきたイェール大学のノードハウス教授に与えられた。

1993年の論文で、気候と経済の動学統合モデル(DICE:Dynamic Integrated Climate-Economy model)を発表し、現在多くの統合評価モデル(IMA:Integrated Assessment Model)が作成され、気候変動に関する政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)のシナリオ作成に使われ、パリ協定の目標2℃の合意に影響を与えた。