2022/03/22 陸の植物が貯留する炭素「グリーンカーボン」に対して、「ブルーカーボン」とは何?

海藻等の海の生物により取り込まれる炭素量のこと。

2009年10月の国連環境計画(UNEP)の報告書で炭素の収源対策の新しい選択肢として命名。特に、海草藻場、湿地・干潟、マングローブ林は、海水中に溶け込んだCO2を海藻等による光合成により吸収し、枯れた後に海底への埋没等で炭素を貯留するという効果があり、「ブルーカーボン生態系」と呼ばれる。

この「ブルーカーボン」に対し、陸上の植物が貯留する炭素を「グリーンカーボン」と呼ぶ。最近、国土交通省が発表したプロジェクト結果によると、藻場の単位面積当たりのCO2吸収量は、森林の2.4倍の効果があると推計されている。