2022/09/15 【公表資料】「住宅マーケットインデックス2022年上期」調査結果を公表

 アットホーム株式会社、株式会社ケン・コーポレーションの提供による東京23区のマンションデータを基に、当研究所が賃料単価、売買単価、分譲単価、 平均利回りなどを集計・分析し、年2回(3月/9月)公表しています。


2022年9月15日
一般財団法人日本不動産研究所
アットホーム株式会社
株式会社ケン・コーポレーション

 「住宅マーケットインデックス2022年上期」の調査結果  

 東京23区内の賃貸及び分譲マンションの成約事例をもとに集計分析した「住宅マーケットインデックス 2022年上期」の調査結果の概要を公表いたします。なお、マンションの新築及び中古の賃料、中古マンション価格については統計的手法を用いて築年数を補正したものです。

 2022年上期の調査概要  

1.マンション賃料
 都心5区のマンション賃料は、新築及び中古の大型(専有面積80㎡以上)と標準タイプ(40㎡以上80㎡未満)はともに上昇し、調査開始以来の最高値となった。新築及び中古の小型タイプ(専有面積40㎡未満)はほぼ横ばいである。
 東京23区については、新築及び中古の全てのタイプは上昇し、最高値となった。

表1 都心5区及び東京23区におけるマンション賃料の動向(単位:円/㎡)

2.マンション価格

 都心5区のマンション価格は、新築の大型は前期比と前年同期比ともに大幅に下落した。これは、中央区の選手村跡地の大量供給により、平均単価が押し下げられたためである。なお、標準タイプは前期よりやや上昇した。小型タイプは依然として上昇傾向が続いている。中古の大型タイプは前期の最高値よりやや低下したが、標準と小型タイプはともに上昇し、最高値となった。
 東京23区については、新築の大型タイプは5区と同様の要因で大幅に下落した。なお、標準タイプは前期の最高値よりやや低下したが、小型タイプは上昇し、再び最高値となった。中古の全てのタイプは上昇して最高値となった。

表2 都心5区及び東京23区におけるマンション価格の動向(単位:万円/㎡)

 


 ▶公表資料(PDF)はこちら


本調査の概要】 

 本調査は、東京23区内の [賃貸マンション事例]、[新築マンション事例]、[中古マンション事例]をもとに、統計的手法を用いて築年数の補正を行ったデータについて、エリア別、面積別、期間別に集計したもの。事例データはアットホームとケン・コーポレーションが提供し、分析は日本不動産研究所が実施。1998年上期~2001年上期までのインデックスを2001年11月に公表したのが第1回目で、以後半年ごとに公表(今回は第43回調査)。

 2022年上期のデータ数は38,586件(新築マンション価格事例5,247件、中古マンション価格事例593件、賃貸マンション賃料事例32,746件)であり、2017年下期からの総データ数は375,065件。


【データファイル「住宅マーケットインデックス」の販売】

内容:東京23区、都心5区、城西2区、城南4区、城北6区、城東6区、および各区における新築・中古、大型・標準・小型の
   各マンションタイプの価格、賃料、平均利回りなど(2017年下期から2022年上期の5年分を掲載)
仕様:CD-R
定価:2,200円(税込)
購入の問合せ:アットホーム株式会社 カスタマーセンター(ナビダイヤル)0570-01-1967(ナビダイヤルをご利用になれない場合は045-330-3410)
発売予定:2022年9月15日(木)


【内容に関する問い合わせ先】 

一般財団法人日本不動産研究所
研究部:富繁、曹、佐山(TEL 03-3503-5335) https://www.reinet.or.jp/