COP28の合意文書における2035年までに19年比60%削減とは?
日本は2021年4月に、「2030年度において、2013年度比で温室効果ガス46%削減を目指す」と表明した。
環境省は、2013年度と2019年度の温室効果ガス(CO2、CH4、N2O、HFCs、PFCs、SF6、NF3)の年間GHG排出量はそれぞれ14.08億トン(CO2換算)・12.12億トン(同)と発表している。つまり、2013年度比46%削減というのは、2030年に排出量は7.6032億トンにするということである。
そして、今回の合意文書で計算すると12.12億トンに40%を乗じると2035年に排出量を4.848億トンまで減らすということになる。これを現在の公約に当てはめると、「2035年度において、2013年度比で温室効果ガス65.568%削減を目指す」となる。
行政・家計・企業が一体となって削減達成可能な具体的ロードマップを策定しなければならない。