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太平洋戦争敗戦後の消防組織活動について述べよ


 GHQの警察制度改革について指示があり、内務省は警察制度審議会の答申を受け、1947年(昭和22年)4月30日に「消防団令」を公布し、警防団は解消され、新たに全国の市町村に自主的民主的な「消防団」が組織された。しかし、GHQは民主化の内容に問題ありとし、政府の消防組織法案について、消防制度に関する覚書案を一部修正し(覚書中「市町村公安委員会」を「自治体消防は市町村の管理に属する」と変更)民間情報局作成の法案要綱をあわせて通知した。内務省は法案を修正し、1947年(昭和22年)12月23日に消防組織法の公布を行い、消防が警察から分離独立するとともに、すべて市町村の責務に移された