【公表資料】田畑価格及び賃借料調、山林素地及び山元立木価格調(2025年3月末)の調査結果を公表
2025年3月末現在の「田畑価格及び賃借料調」と「山林素地及び山元立木価格調」の調査結果を公表しました。
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田畑価格及び賃借料調
全国の農地事情を最もよく反映していると認められる市町村を選定し、地域の生産力および耕地条件等によって3つの品等に区分して、3月末現在の田畑価格および賃借料について調査し、都道府県単位で公表しています。
田畑価格及び賃借料調(2025年3月末現在)の調査結果
田畑賃借料が39年振りに上昇
■ 田畑価格の動向
全国平均の普通品等10a当たりの田畑の価格は、田が64万1398円、畑が40万5588円で、前年に比べ田は概ね横ばいの△0.0%、畑は△0.3%下落となった。変動率をみると、下落幅は田は0.9、畑は0.1ポイント縮小し、農地価格は長い期間下落が継続中であるが、下げ止まりの兆候が見えた。
■ 田畑賃借料の動向
全国平均の普通品等10a当たりの田畑の賃借料は、田が8,500円、畑が5,030円となり、前年に比べ田は2.5%、畑は2.8%と、ともに1986年以降の下落から39年振りに上昇した。上昇の背景には、米価をはじめとする農作物価格の上昇等が影響していると考えられる。
山林素地及び山元立木価格調
山林素地及び山元立木価格調(2025 年3 月末現在)の調査結果
山林素地価格は用材立地、薪炭林地ともに下落
■ 山林素地価格の動向
全国平均の普通品等10a当たり山林素地価格は、用材林地が4万533円、薪炭林地が2万8567円で、前年に比べ用材林地は△0.6%、薪炭林地は△0.2%下落した。変動率をみると、用材林地で下落が継続し、薪炭林地は上昇から下落となった。
■ 山元立木価格の動向
全国平均の利用材積1㎥当たり山元立木価格は、杉が4,026円、桧が9,494円、松が2,453円で、前年に比べ杉は△2.4%、松は△4.6%とそれぞれ下落し、桧は6.2%と上昇した。変動率をみると、ウッドショックの収束後、杉、松は下落が継続し、桧は前回から上昇が続いている。
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