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「六大都市」においては、全用途平均で平成17年9月末から6期連続した上昇基調の減速が鮮明になり、とりわけ住宅地(前期比+0.7%)、工業地(前期比+1.1%)は微増と横這いに近づいてきている。三大都市圏別で見ると、前回調査では突出して上昇率が大きかった「東京圏」の上昇基調の減速が顕著であり、特に「東京区部」では、全ての用途で上昇基調は大きく後退し、住宅地(前期比-0.2%)は下落に反転し、商業地(前期+1.4%)も横ばい地点が増え上昇率も微増に止まった。「東京都下」、「神奈川県」もこれに追随する傾向が見られる。 |
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| 2. |
地方別で見ると、上昇基調の地方の顔ぶれは前回調査と同じで「関東地方」、「近畿地方」の上昇幅は縮小し、下落基調の地方については下落幅が1%以上縮小した地方はなく、下落幅が拡大した地方も増加しておらず、下落基調の緩やかな改善傾向は継続した。 |
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今後の地価の見通しについては、大都市では「東京区部」の現象が徐々に波及し、上昇率が横這いに近くなりながら下落に反転する地点が増え、地方都市においては下落基調の改善の流れから地方によっては下落基調が強まる可能性を秘めており、全体として微妙な状況にさしかかっている。 |
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このように、今回調査から見た最近の地価動向は、ここ数年好調であった都市部の地価上昇基調が転換期を迎えたことを示している。
サブプラムローン問題に端を発した国際金融不安が米国の景気後退懸念から日本の輸出、設備投資に影響を与え景気の先行きに影を落とすとともに、直接的には国際的な信用収縮から不動産需要者に対する資金調達面での制約を誘発し、売買・賃貸不動産市場ともに停滞の兆しを見せており、住宅地については、その状況に加えマンション市況の悪化及び価格が大幅に上昇した反動から売り希望価格と成約価格の乖離が進み、市場滞留期間の長期化を受けて地価の下落圧力は強まる傾向にある。 |