特集は、まず、東京大学の松原先生に「日本企業の立地調整と工場跡地利用」と題して、工場閉鎖が相次ぐ状況下における工場跡地利用の方向性を閉鎖の類型化の上、大都市圏、地方圏に分けて論じていただきました。
次に、日本立地センターの加藤様より、「居抜き利用の促進による設備投資の拡大に関する考察 -投資コストの削減を通じた国内投資環境の整備-」と題して、現状の事業環境の悪化に関して解説をしていただいた後、興味深いアイデアの一つとして、空き工場等の居抜き利用を取り上げ、ご考察いただきました。
さらに、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の山本、阿部、岡田、萩原の4名の皆様方により、「首都圏近郊における大規模工場の撤退要因と跡地活用上の課題 -住工混在が進んだ多摩地域を対象とした調査研究より-」と題して、公益財団法人東京市町村自治調査会(2012年)「企業等が所有する大規模画地に対する自治体施策のあり方」の内容を再編成するかたちで多摩地区に関して調査研究の成果をご披露いただきました。
論考は、弊所研究部の谷が独立行政法人日本学術振興会から科学研究費補助金(奨励研究)の交付を受けて実施した「オフィスビルストックの地域特性-「駅距離」・「築年数」・「規模」からみた考察-」を掲載しました。
調査研究として、オフィスビル賃料予測、海外論壇を掲載しました。