2023/01/30 国土交通省が進めているLCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅整備推進事業とは何?

 LCCM住宅とは、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)よりさらにCO2排出量の削減を進めた脱炭素化住宅で、建設時、運用時、廃棄時の各段階においてCO2排出量削減に取り組み、太陽光発電など再生可能エネルギーを利用して、CO2の収支をマイナスにする住宅を言う。

 ① ZEHの要件を満たすこと、②一次エネルギー消費量が現行の省エネ基準値から25%削減されていること、③ライフサイクル全体のCO2排出量を算定した結果が0以下となることの基準を満たした場合に、一戸当たり上限140万円を補助する。

 建設資材、人件費の値上がりが普及の阻害要因となるが、環境志向の富裕層から徐々に普及していくことを期待する。