2023/02/27 国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が、気候変動の情報開示基準を2024年から適用すると決めたが、これに対応した日本基準の適用時期は?

 国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は2月16日、新たな気候変動の情報開示基準を2024年から適用すると決めた。内容は、「S1基準」と呼ばれる「サステナビリティ関連財務情報の開示に関する全般的要求事項」と、「S2基準案」と呼ばれる「気候関連開示」。

 これに対応した日本基準の策定をサステナビリティ基準委員会が策定予定である。公開草案の目標公表時期が2023年度中、確定基準の目標公表時期を2024年度中とし、3月期決算を前提とした場合、2026年3月期から早期適用が可能となる見込みである。

 日本基準の策定をなるべく早め、国際基準とのタイムラグを少しでも縮めることを期待したい。