化学式に沿って説明すると以下のとおり。
① 2H2O → 2H2 + O2
太陽光発電で水をグリーン水素と酸素に電気分解する。
② 2H2 + CO2 → CH4 + O2
工場等から人為的に創出した二酸化炭素を取り込みグリーン水素と化学反応させて合成メタンと酸素を生み出す。
③ CH4 + 2O2 → CO2 + 2H2O
メタンは天然ガスの主成分でもあり、燃焼させると酸素を取り込み二酸化炭素と水になる。
ここで、創出した二酸化炭素を地下に貯留したり、コンクリート製品に取り込むことができれば二酸化炭素は空気中に排出されない。また、②の合成メタン生成に用いられる二酸化炭素は、大気中から回収されたものであるので、合成メタンの燃焼による大気中の二酸化炭素の増加はないことになる。