森林には、水資源貯留機能、水質浄化機能、洪水緩和機能がある。水源涵養林とは、主に河川や取水施設の上流において、水資源利用の目的で上述の働きが重要とされる森林をいう。 水源涵養林は、間伐により、林内に太陽光が差す環境を整え、下草の生育を回復させるなど森林を適切に管理することで、各機能を維持する。東京都では、水道水源林として水道局が多摩川上流の約25,000haの森林を管理している。